londonが懐かしいか?
そう聞かれると、本当に困る。
london時代の友人たちとは、今も頻繁に会っている。同志、そんな熱いキヅナで結ばれているような気がする。
実際、何かがあるたびに、互いを励まし、泣き、笑い、ワケのわからない異文化のパズルを解こうとしたものだ。
ワールドカップを観て思った。日本選手は、こぞって”ちーむ”の一員であることを語る。そう。こういう感覚って、日本人だと思う。勝っても、負けても、これは誰も取り上げることができない宝物だ。だから、潔い敗戦ということも、あり得る。
勝つことが最重要でも、何か明るいものが残る。
今朝のテレビでも、PKをはずした場面は一回も観ていない。そんなものは、もういいのだ。これがイギリスだったら……
まあ、いい。
なが〜くなるから。
日本人らしく、チームを大事に生きていこうと思う。
もうすぐ久しぶりのlondon。
楽しみにような、こわいような、複雑な心境です。
tkから薦められ、それ以来はまっているのが、サカナクションというバンド。
特に最新作の目が明く藍色は、本当に久しぶりにwow!と叫びたくなる音楽。7分のロックシンフォニーと謳っているが、ck的には、懐かしいくらいの”濃さ”があって、大袈裟ではなく、音楽がやっぱり時代を引っ張って行くのだ、と強く思ってしまった。
そう。最近のckのテーマは、とがった鉛筆で書こう。
難しいとか、長いとか、わかりにくいとか、そういう意見があまりはびこると、同じゆる〜いものの繰り返しになってしまうから。
怒ることが、こんなに世の中にいっぱいあるのに。
”目が明く藍色”には、絶望の影がある。ちゃんと泣いているところがいいのだ。
音楽でしか表現できない哀しみ、しかもウタモノにしか表現できない哀しみってあるから。
今度のyongenのアルバムのためにも、鉛筆を尖らしている毎日。
おまけで、最近の気持ちを表現してみました。勿論、絵のことです。
1957年に建てられた古いフランス大使館が取り壊されることになって、その前にとてもフランスらしい企画を実現させた。名付けて、No Man's Land。
すっかり空っぽになってしまった建物をそっくりそのまま芸儒家に解放して、自由に表現してもらうという、何とも太っ腹なexhibition。行きたい行きたいと思いつつ、ようやく行けたのが最後の日の、しかもclosing party。
音楽あり、シャンペーンあり、カナッペを求めて人が飛び交う、かなり混沌とした雰囲気の中、建物を一巡してみたが、作品は......。
どうやら途中で作品を入れ替えたらしく、わたしたちが見た最後の日は、少し文化祭チックなところも正直ありました。
それでも、旧フランス大使館という、素晴らしい建築の最後の勇姿が見れて本当に良かった。特に大使のお部屋は、レトロな雰囲気があり、わたしの理想とするオフイスそのもの。無造作に置かれたコルビジエの椅子に座り、2月の寒さと闘いながらフランスと語らった一夜でした。
それにしても、
no man's landというタイトル、どこかで聴いたと思いきや、yongenの曲、Riseに"No Man's land of splendour" という歌詞があるではありませんか。
Riseは、yongenのYello Hausという日本未発売のミニアルバムの一曲目です。 興味ある方は、itunesで.....。
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