November 25, 2010, 11:53 am
Posted by:tk
Category: アート
PEDRO INOUE

日本での仕事の打ち合わせのためつかの間の東京滞在していたペドロと久々に会う。YONGENのアルバムGIVE ME YOUR SUN のデザインを担当してくれた彼もロンドンからサンパウロにベースを移して2年。元気な顔を見せてくれた。
ブラジルのアート界、日本の音楽界の話。ロンドンの悪口言ったりして大いに盛り上がる。
また、春にも出てくるらしいので再会が楽しみ。やっぱり奇才だ、この人は。

写真は送って来てくれたサンキュウカード。
ARIGATOとOBRIGADOって見事に韻を踏むんだなあ。

http://www.coletivo.org/pedro/


斉藤由貴ニューアルバム

デビューから25周年、17年ぶりの書き下ろし新譜は企画からほぼ一年、ついに今週最終マスタリングを終え、発売を待つばかりとなりました。(やっと終わったあああああああっ!)
tkは作/編曲とco-produceで関わっています。振り返ってみて、それはなかなか大変な作業だったけど、そんなしんどかった想いもすべて吹っ飛ぶような、素敵な作品になったなあと思っています。(スタッフの皆さん、お疲れさまでした。)
由貴ちゃん本人はもちろん、デビューからずっと関わり続けて来た、たくさんの人の”熱い想い”がフルで詰まったアルバムであります。発売は12月20日。よろしくお願いいたします。

由貴ちゃん、今回一緒に仕事できて本当に良かったです。
久々に会ったみんなが、それぞれ違った新しい一面を
見せっこ(?)できたような、、、嬉しい再会でありました。

October 6, 2010, 12:03 pm
Posted by:ck
Category:
秋の宵

日本のコマーシャルは音楽的じゃない。原因がタイアップの制度にあるのは、わかりきっていることだけど、誰も何もできないって、それホント?

次のyongenのアルバムを制作しているイマ、積極的にいろんな音楽を聞いている。その中のイチ押しが、Carlos Aguirre Groupo。
水のように透明で、流れるように自在に変化するメロディー。とにかく自由なのだ。メロディーが草原を駆け抜けていく。特に一曲目のlos tres deseos de siempreは、何度聴いてもイイ。

Carlos Aguirre は、アルゼンチンのピアニスト、コンポーザー, 詩人。bioによると、アルゼンチンの都会から離れた河のほとりで創作活動を続けているそうだ。
2000年にリリースされたアルバムが、日本で今年ようやくリリースされたという。オリジナル盤では、一枚一枚にカルロス自身による水彩画がつけられたという。それまでを忠実に再現しての日本盤。久しぶりの、ほっとするイイ話。

CDはもうオシマイとか、タイアップがなければ売れないとか、そんなことを言う前に、イイ音楽をつくろうよ、と、言いたくなる秋の宵。
ちなみに、グループではないが、Carlosがsoloで日本をツアーするようです。東京公演は16日。

August 30, 2010, 9:07 pm
Posted by:ck
Category: 音楽
シューマン

今まであまり聴く機会がなかったシューマンの音楽と、仕事上急に関わりを持つこととなった。

内田光子さんのインタビューによると、シューマン自身は、あまり上手なピアニストではなかったらしい。実際のところはわからないが、理解されることにかなり苦悩した人生を送ったのではないかと、わたしは想像する。
クラシック然とした格調の高さ、技巧をこらしたウリの箇所のすきまに、ふと我にかえったような、シンプルでエモーショナルで、とんでもなく美しいメロディーが潜んでいる。結局それを聴いてほしくて、なが〜い前書きがあるとか?わたしにはどうしても、そう思えるのだ。
クラシックの構造云々の問題ではなくて、エモーションが天に届く一瞬のこと。
内田光子さんは、愛という言葉を使っていた。
だとしたら、シューマンさんの音楽にもっと近付いてみる勇気が湧くというもの。

シューマンさんの音楽、わたしからすると、例えば、こんな感じ……(上の絵のこと)

August 13, 2010, 9:21 am
Posted by:ck
Category:
london concert

Yongenで、2夜のプライベートコンサートをプロデュースする機会に恵まれた。

某企業のプライベートコンサート。場所はロンドンのセントジェームズパークに面した貴族の館。
世界に2つしかないシャンデリアやら、女王陛下所蔵の絵画のコレクションやら、国宝が詰まった屋敷を借り切ってのイベントだった。それだけに気も遣ったが、結果としては、音楽がすべてのボーダーを取り除き、深く思い出に残るコンサートとなった。
出演してくれたミュージシャンが素晴らしい演奏をしてくれたこともあるが、場所が放つエネルギー、歴史を含んだ空気が、聴く者を違う場所に連れて行ってくれたようにも思う。

スタンディングオベーションが続く演奏中、公園が見渡せる広いバルコニーに出てみた。
もう既に初秋を思わせる風が吹いていて、音楽をクチナシの花の香りとともに運んでいる。
デジャブではないが、深層に眠っていた懐かしい気持ちがこみあげた。
公園では夕日を背に人々が語り合い、少し離れた宮殿の上で揺らめく旗が目に入った。
18世紀から変わらない景色。
そんな変わらない風景が、叫ぶように変化を促している。

これでロンドンとの新しい関係が始まる、そんな気がした。

 
       
About yongen
亀井登志夫と亀井知永子のユニットyongen。tkが曲をckが詞を書く。 長いロンドン生活にピリオドを打ち、東京に帰ってきた。 日々の暮らしの中から生まれるyongenの音楽。

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