土曜日の昼下がり。
ロンドンから里帰り中の友人と会う。
週末の賑わいを見せる街で聞く、その後のロンドンの様子。
不況。確かに、この不況は100年に一度のものだ。しかし、あのバブリーなロンドンを知っている者にとって、今のロンドンは考えられない。いや、もうあの頃から崩壊は始まっていたのだけれど、誰も見ないようにしていただけ?
写真は、ロンドン金融街の象徴とも言えるロイズビル。
リチャードロジャースの設計によるこのビルは、美しいけれど、近付く者を必ず威圧する凄みがあった。
富と力。ロンドンの金融街に住んでいた頃は、複雑な思いでこのビルを眺めていたものだ。